短歌サミットブログ

☆短歌サミット2009は158名様のご来場により、大盛況のうちに無事閉幕しました☆
皆様のご来場、ご協力に実行委員一同感謝の気持ちでいっぱいです!!
本当にありがとうございました。
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リレーエッセイ・特別な一首(田中ましろ)

ご挨拶・「だからパーティーひらくことにしたの」 by辻井竜一


ゆずちゃんより指名いただきました、田中ましろです。
短歌サミット・短歌募集のページなど作っていたこともあり
更新が遅れてしまいました。すみませんっ。
はい、さりげなく宣伝しました。かさねて、すみませんっ(笑


++++

大学2年の春、ひとつの遠距離恋愛が終わりを告げた。
「ごめん、彼氏、できた。」
5秒前まで彼女だった人の、最後の言葉。
高校3年間のすべてを捧げた人の、最後の言葉。
早稲田大学外山キャンパス横の公園は深緑の季節に向かい、
苦しむ間もなく殺された僕にはただ、
無性に自分を傷つけたくて安全ピンでねじ開けた
不器用なピアスホールだけが残った。


**

16歳から詩を書いている。
銀色夏生さんの写真詩集に惹かれ、写真も始めた。
病気で入院している女の子から「ありがとう」とメールをもらったりもした。
自分の書いたものが誰かに届き、その人の心で生きている。
それを実感するたびに芽生えてきたのは、
何かを作り、誰かに届ける仕事がしたい、という思い。

だから僕は、コピーライターになった。
大学院まで進み学んだ宇宙物理学研究者という道を捨てて。


**

28歳冬、あいかわらず僕は詩を書いていた。
自分の作ったCMがテレビで流れているという非日常にも慣れ、
あの日の最後の言葉さえ、遠い過去の話になった。
夢が輝きを失って、惰性で生きてもいいかと思い始めたころ、
偶然立ち読みをした漫画の、偶然開いたページにあった言葉に僕は心を奪われた。

こんなにもふざけたきょうがある以上どんなあすでもありうるだろう
(枡野浩一)

12年前の、消えそうになっていた情景が脳裏に戻ってくる。
あの日の僕が叫びたかったすべてがぴったりのサイズで其処にはあった。

なんだこれは。「短歌」というのか。季語とかなくてもいいのか。
まだよくわからないけれど、なんだか面白そうじゃないか。
僕は一気にその本(ショートソング・漫画版)を読みきった。無論、立ち読みで。

その夜。
ひさしぶりにピアスホールに触れてみた。
あいかわらず不器用なそいつは、僕が何かを始めるのを待っていたかのように
放置されてもなおなんとか反対側とつながっていた。

もしかするとここに新しい自分があるのかもしれない。
そう思い立って4ヶ月。
いまはまだ手探りだけど、いつか誰かが目を丸くするような短歌を書ける日まで、
いや、仮にそれが書けたとしてもきっとずっと僕は、

短歌を書き続けていく。

いまはそんな予感がしている。

++++

次回は最終回。理事長・辻井竜一の登場です!お楽しみにっ!




「短歌サミット2009」

●日時:2009年6月20日(土)
●開館時間:PM1:00〜PM5:00
●場所:「川口市立アートギャラリー・アトリア」

公式HP:http://www.kokoiru.com/tanka/

↑みなさまの短歌を募集中です!(5月30日〆)↑
↑くわしくはHPまで!↑

| 田中ましろ | ,リレーエッセイ・特別な一首 | 01:30 | comments(1) | trackbacks(0) | -
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管理者の承認待ちコメントです。
| - | 2010/11/07 8:38 PM |










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