短歌サミットブログ

☆短歌サミット2009は158名様のご来場により、大盛況のうちに無事閉幕しました☆
皆様のご来場、ご協力に実行委員一同感謝の気持ちでいっぱいです!!
本当にありがとうございました。
<< リレーエッセイ・特別な一首(はれやわたる) | main | リレーエッセイ・特別な一首(やな。) >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| スポンサードリンク | - | | - | - | -
リレーエッセイ・特別な一首第五回(こゆり)
前回のはれやさんからご指名をいただきました、こゆりです。



くちびるに甘く酔う毒ぬっておくゆかたの夜のくちづけのため


これは公の場に初めて投稿した短歌。『眠れない夜にはケータイ短歌』関連書籍の『フルエル心ノケータイ短歌』に掲載された。
どなたが選んで下さったのかわからないけど、加藤千恵さんとふかわりょうさんに評論していただき、ふかわさんにはこの“女の子のスタンス”まで誉められるという大変有り難いことになってしまった。

投稿したのは19歳の夏だったけど、実はこの短歌を創ったのは高校一年生のとき。
当時だってくちびるを合わせたいと思う相手くらいいた気がするが(多分)女友達の中では「色恋方面に疎い子」の地位を確立させていたあたしは、ただ大人の恋愛への憧れを想像の中だけで膨らませて31文字にしていた。
フィクションだからこそこんなこっぱずかしいことを平気で詠めていたとも言える。

そしてゆかたの夜をどの男の子とも共有しないまま高校を卒業したあたしは、丁度この短歌が日の目をみたころある人に“大恋愛感情”を抱くようになっていた。
思春期に免疫をつけておかなかったせいかかなりの重症で、俗にいう幸せなお付き合いへは程遠いのに、うまくいかないことがまたあたしを一途にさせた。
そのころは、死ぬとか死なないとか、脱ぐとか脱がないとか、そんな短歌をやたら書き溜めていた。
どれも公表していないけど、大切な時間だったと今は思う。

そして彼への想いにも開き直れてきたころ、短歌のスタイルにも変化があらわれた。

いつかあの人を懲らしめるような短歌を詠んでやろうと、もう決めたんだ。

大好きだった、いやこれからも忘れることなどないあの人が、ただひとり「参りました」と言うような歌を創ることができたら、あたしは短歌をやめたっていい。
・・・・・今はね。


現在、“ゆかたの夜”をテーマに短歌を詠んだらこうなった。


手をつなぐかわりに握るりんご飴ゆかたの宵ごととろりと溶けて


あの日くちびるにぬった甘い毒は、時間をかけてゆっくりととけだしていると、信じたい。



さて。次回のリレーエッセイはやな。さんです!お楽しみに。



第一回 短歌サミット

○日時:2009年6月20日(土)

○開館時間:AM10:00〜PM6:00

○場所:「川口市立アートギャラリー・アトリア」

http://www.atlia.jp/about/index.html
| こゆり | ,リレーエッセイ・特別な一首 | 14:52 | comments(2) | trackbacks(0) | -
スポンサーサイト
| スポンサードリンク | - | 14:52 | - | - | -
あまりにも素敵な文でどきどきしました。
| 風便り | 2009/04/10 6:19 PM |

風便りさん
ありがとうございます。書かなくてもいいことまで書きすぎたのではないかと少しハラハラしていたのですがそう言って頂けてホッとしました。よろしければこれからもお付き合いください♪
| こゆり | 2009/04/11 11:58 AM |










http://tannkasummit.jugem.jp/trackback/29
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< December 2017 >>

このページの先頭へ