短歌サミットブログ

☆短歌サミット2009は158名様のご来場により、大盛況のうちに無事閉幕しました☆
皆様のご来場、ご協力に実行委員一同感謝の気持ちでいっぱいです!!
本当にありがとうございました。
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☆「第三回 辻井竜一のパンク短歌評論@短歌サミットブログ」☆
ご挨拶・「だからパーティーひらくことにしたの」 by辻井竜一

「第三回辻井竜一のパンク短歌評論@短歌サミットブログ」

苦節6時間、ようやく「私の短歌をパンク評論してください」という
リクエストをいただきました。

「ぱむさん」の短歌です。

さあいくぞ。

○コーヒーと煙草の煙とポスターと道玄坂のロック喫茶で(ぱむ)


……。

恐るべきことに、全部、名詞ですね。

「コーヒー」
「煙草の煙」
「ポスター」
「道玄坂のロック喫茶」

全部、名詞ですね(二回目)。

しかも、広いね……。
銘柄とか、何のポスターだとか、店の名前だとか、何も無しかよ……。

……。

最後の、「で」が無かったら。

当然、こうなります。

○コーヒーと煙草の煙とポスターと道玄坂のロック喫茶

……。

全部、名詞ですね(三回目)。

……。

なるほどね。

挑戦ですね、これは。

「てめえの想像力、見せてみろよ」と、こう来たわけですね。

ならば。


●「コーヒー」→「ブレイク」→「ぶち壊す」

●「煙草の煙」→「目にしみる」→「涙」

●「ポスター」→「政治家」→「街頭演説」

●「道玄坂のロック喫茶」→「反体制」→「バリケード封鎖」

なるほど。

この歌の作者は、1960年代に青春を過ごしたか、もしくは
1960年代に青春を過ごしたという架空の記憶を持っているかの、
どちらかに違いありませんね。

若き日の、
「理由は無いが、とにかく、何もかも全部ぶち壊してやりてえ」
という衝動に任せて行った「アジテーション的な街頭演説」、
「バリケード封鎖」
などを振り返りつつ、

「ふっ、あの頃は、たしかに馬鹿だったが、今の俺には無いものを、
たしかに持っていたな。まだ、まだ、俺も、これから。
もう一花、咲かせてやるさ……」

などと呟いて、零れ落ちる涙を拭っているのでしょう。
おそらく場所は、歩道橋の上。時刻は、午前0時を過ぎたあたり。

何があったか知りませんが、そろそろ帰って寝たほうが良いですよ。
風邪ひいちゃうし、明日の朝も早いのだから。

中島みゆきさんの名曲「ファイト!」を子守唄にお届けしたくなる、
「ぱむ」さんの短歌でございました。

ご清聴、ありがとうございました。
| 辻井竜一 | 辻井竜一 | 11:58 | comments(1) | trackbacks(0) | -
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辻井様
わたくしのどーでもいいような短歌に芥川賞(!?)をお取になってもいいような素晴らしい解説。
誠に誠にありがとうございました。
お忙しい時間を頂戴して申し訳ない気持ちでいっぱいなのと、大感激と、そしていつものように鋭角な感性に涙が出るほど大笑いしながら読ませていただきました。
今日が、私の休みの日でよかった・・・。たっぷりと楽しめました。ありがとうございました。(深々と頭を下げる)

尚、あつかましいお願いですが、この歌は多分見向きもされないだろうと思って、実はもう一首書きました。
お暇な時間があって、くそおもしろくもねー評論をまたしてやっかと思われましたあかつきにはなにとぞよろしくお願いいたします。合掌。
| ぱむ | 2009/03/04 12:30 PM |










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